2026/9/24

フットケアとは何をする?爪切り・肥厚爪・タコ・魚の目のケア

「フットケアって、具体的に何をするの?」

「足の爪を切ってもらうだけ?」

「タコや魚の目も見てもらえる?」

「高齢の親の足を一度見てもらいたい」

そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

フットケアは、単に足の爪を切ったり、硬くなった角質を削ったりするだけのものではありません。

足や爪の状態を確認し、その人が抱えている困りごとに合わせてケアを行い、必要に応じて靴の選び方や履き方、日常生活での足のお手入れについてアドバイスすることも含まれます。

また、足の状態によってはフットケアだけで対応せず、皮膚科などの医療機関への受診が必要になる場合もあります。

この記事では、フットケアではどんなことをするのか、どんな人が利用するのかを分かりやすくご紹介します。


フットケアとは?

「フットケア」を直訳すると、足のケアです。

ただし、実際のフットケアは「足をきれいにする」という美容目的だけではありません。

特に高齢者では、爪が厚くなって自分で切れない、身体が曲げづらく足先まで手が届かない、足の裏にタコや魚の目ができる、靴が当たって痛いなど、さまざまな足の困りごとが起こります。

そうした足を確認し、できるだけ快適に歩き、生活できるように足を整えていくこともフットケアの役割のひとつです。

糖尿病の分野でもフットケアは重要視されており、日本糖尿病学会は、足を日頃から観察して小さな変化に早く気づき、こまめに手入れすることが足病変の予防に重要だと説明しています。


フットケアでは何をするの?

フットケアの内容は、その方の足の状態によって異なります。

タイガー薬局のフットケアでは、例えば次のような足のお悩みについてご相談いただけます。

  • 自分では切りにくくなった足の爪のケア

  • 厚く硬くなった爪・肥厚爪のケア

  • タコや魚の目など硬くなった角質のケア

  • 足や爪、皮膚の状態の確認

  • 自宅での足のお手入れ方法についてのアドバイス

  • 足に合った靴の選び方や正しい履き方についてのアドバイス

ここから、それぞれ詳しく見ていきます。


① 高齢者の爪切り

高齢になると、それまで普通にできていた足の爪切りが難しくなることがあります。

例えば、腰や膝を曲げにくくなって足先まで手が届かなかったり、視力が低下して爪と皮膚の境目が見えにくくなったりします。

また、足の爪自体が硬くなり、

「普通の爪切りでは切れない」

という方もいます。

「爪切りくらい自分でしなければ」と無理をする必要はありません。

特に、

「皮膚まで切ってしまいそうで怖い」

「家族の爪を切ろうとしたけれど、硬すぎて切れない」

という場合には、専門家に相談するのも一つの方法です。

ただし、すべての爪切りが同じではありません。厚生労働省は、原則として医行為ではない通常の爪の手入れについても、爪自体に異常がなく、爪周囲に化膿や炎症がないことなどの条件を示しています。つまり、異常がある爪は一般的な爪切りと同じように考えない方がよい場合があります。


② 厚い爪・肥厚爪のケア

足の爪が分厚く、硬くなった状態を一般に肥厚爪(ひこうそう)と呼びます。

肥厚した爪では、

「爪切りの刃が入らない」

「靴の中で爪が当たる」

「どこまで切ってよいか分からない」

といった問題が起こることがあります。

こうした爪を無理に自分で切ろうとすると、爪が割れたり周囲の皮膚を傷つけたりする可能性があります。

フットケアでは、爪の状態を確認しながらケアを行います。

一方、厚い爪には爪白癬などの病気が関係していることもあります。そのような病気が疑われる場合には、フットケアだけで済ませず、皮膚科などの医療機関へ相談することが重要です。

関連記事
「肥厚爪とは?足の爪が厚くて自分で切れない場合の対処法」


③ タコのケア

足の裏の一部分が硬く、黄色っぽく厚くなっている場合、タコ(胼胝)ができていることがあります。

タコは、足の同じ場所に圧力や摩擦が繰り返しかかることで、皮膚の角質が厚くなったものです。

そのため、硬くなった部分だけを整えても、

なぜそこにタコができたのか

まで考えなければ、また同じ場所に繰り返すことがあります。

例えば、

靴が合っていない、靴の中で足が動いている、歩き方に偏りがある、足の形によって特定の場所へ負担が集中している、といった背景が考えられます。

つまりタコのフットケアでは、「削ること」だけではなく、足にかかっている負担を考えることも大切です。

関連記事
「足のタコはなぜできる?原因と対処法|削っても繰り返す理由」


④ 魚の目(ウオノメ)のケア

魚の目は医学的には鶏眼(けいがん)と呼ばれます。

魚の目では、圧力によって厚くなった角質の中心に硬い芯のような部分ができ、歩行や圧迫によって痛みが出ることがあります。日本皮膚科学会でも、魚の目は主に成人の足裏や足趾にでき、中心に硬い芯がみられ、圧迫や歩行で痛みを伴うことがあると説明されています。

魚の目も、硬くなった部分だけを処置すれば終わりとは限りません。

同じ場所に圧力がかかり続ければ、再び魚の目ができることがあります。

そのため、

「どうしてここに魚の目ができるんだろう?」

という視点が大切です。

また、魚の目だと思っていたものがイボなど別の皮膚疾患である場合もあります。見た目だけで判断できない場合や、強い痛み、出血、炎症などがある場合には皮膚科への相談が必要です。

関連記事
「魚の目とは?原因・芯・治し方|繰り返すのはなぜ?」
「魚の目・タコは皮膚科?フットケア?」


フットケアでは「靴」も大切です

タイガー薬局のフットケアでは、足や爪だけでなく、靴の選び方や履き方についてもアドバイスしています。

これは、タコや魚の目などを繰り返さないためにも重要です。

例えば、靴が小さければ足が圧迫されます。

反対に、

「ゆったりしている方が足にいいだろう」

と大きすぎる靴を選ぶと、靴の中で足が動いて摩擦や圧力が生じることがあります。

また、靴そのものが合っていても、靴ひもやベルトを十分に使わず、足が靴の中で動いていることもあります。

そのためフットケアでは、単に

「タコを削る」「魚の目をケアする」

だけではなく、

「なぜこの場所に負担がかかっているのか」

を一緒に考えることが大切です。

糖尿病足病変の診療でも、爪・鶏眼・胼胝などのケアとともに、適切なフットウェアの使用が再発予防の一つとして挙げられています。


フットケアは痛くなってから受けるもの?

「まだ痛くないから、フットケアは必要ない」

と思われる方もいるかもしれません。

しかし、フットケアは必ずしもトラブルがひどくなってから受けるものだけではありません。

例えば、

「最近、自分で足の爪を切るのが難しくなってきた」

「足裏が少し硬くなってきた」

「同じところにタコができる」

「どんな靴を選べばいいか分からない」

といった段階で足を見ることで、今後のケアについて考えるきっかけになります。

特に高齢者では、自分の足裏を確認すること自体が難しくなることもあります。

定期的に足を見ることもフットケアの大切な役割です。


フットケアと病院はどう使い分ける?

ここはとても重要です。

フットケアですべての足のトラブルを対応できるわけではありません。

爪や皮膚の診断や治療が必要な場合は医療機関の領域です。

例えば、強い痛みがある、赤く腫れている、膿や出血がある、傷がある、急に皮膚や爪の色・形が変わった、本当に魚の目やタコなのか分からない、といった場合には皮膚科などへの相談をおすすめします。

フットケアの大切な役割の一つは、

「ケアをすること」だけでなく、「これは医療機関に相談した方がよい」と判断して適切な受診につなげること

でもあります。


糖尿病がある方は特に注意が必要です

糖尿病がある方の足については、通常以上に慎重な対応が必要です。

糖尿病では神経障害によって足の感覚が鈍くなり、小さな傷やタコに気づきにくくなることがあります。また、血流障害や感染などが重なることで足の傷が悪化する場合があります。

日本糖尿病学会も、糖尿病ではタコや傷が気づかないうちに進行することがあり、日常的な足の観察やフットケアが重要だとしています。

糖尿病がある方は、タコを自分で深く削ったり、厚い爪を無理に切ったりせず、まず主治医や医療機関へ相談してください。


こんな方はフットケアをご相談ください

フットケアは、足に大きな病気がある方だけのものではありません。

「以前はできていた足のお手入れが難しくなった」

「自分ではどうしたらいいか分からない」

という方にとっても、相談できる場所の一つです。

特に高齢者では、ご本人だけではなく、

「親の足の爪がものすごく厚くなっている」

とご家族から相談されるケースもあります。

「こんなことで相談していいのかな?」

と思わず、まず足の困りごとをお聞かせください。


タイガー薬局では毎月第4土曜日にフットケアを開催しています

タイガー薬局では、毎月第4土曜日に、専門の看護師(フットケア指導士)によるフットケアを開催しています。

高齢者の爪切り、厚い爪・肥厚爪、タコ、魚の目、足裏の角質など、さまざまな足のお悩みについてご相談いただけます。

そしてタイガー薬局のフットケアでは、目の前の爪や角質だけをケアするのではなく、「なぜそのトラブルが起きているのか」を考えることも大切にしています。

そのため、必要に応じて靴の選び方や正しい履き方についてもアドバイスしています。

足や爪の状態を確認し、医療機関での診察や治療が必要と考えられる場合には、受診をご案内します。

フットケアの施術は予約制です

フットケアをご希望の場合には、事前の予約が必要です。

石川県・金沢北部、内灘町周辺で、

「足の爪を自分で切れなくなった」

「タコや魚の目が気になる」

「足の状態を一度専門家に見てもらいたい」

という方は、まずはタイガー薬局までお電話またはLINEでご相談ください。


フットケアは「これからも歩くため」の足のお手入れ

足は毎日、私たちの身体を支えています。

ところが、爪やタコ、魚の目などのトラブルは、

「足だから」

「爪くらいだから」

と後回しにされがちです。

しかし、足が痛くなれば、歩くことそのものがおっくうになることもあります。

フットケアは、単に爪を切ったり角質を整えたりすることだけではありません。

足を観察し、トラブルをケアし、必要に応じて医療につなぎ、靴や日常生活も含めて「これからも自分の足で歩く」ことを支える。

タイガー薬局では、そんなフットケアを地域の皆さんに身近に利用していただければと考えています。

店舗情報

タイガー薬局
所在地:石川県河北郡内灘町字大根布7丁目121番地
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営業時間:月~金 9:00~17:00、土  9:00~14:00
電話番号:076-213-6133
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