2026/3/30

在宅協力薬局として支える在宅医療

独立前から
「いつか実現したい」と考えていた取り組みの一つが、
他薬局の在宅医療を支える“在宅協力薬局”としての関わりでした。

在宅医療では原則として、1人の患者さんを1つの薬局が担当します。
そのため、担当薬局が急な対応や専門的な処置を行えない場合、支援が止まってしまうことになります。
在宅協力薬局制度は、そんな時にあらかじめ連携している別の薬局が代わりに訪問し、在宅医療が途切れないよう支える仕組みです。
患者さんの薬局が変わるわけではなく、必要な部分だけを協力薬局が補います。

先月、知り合いの薬局経営者さんから相談を受けました。
長年かかりつけ薬局として関わってきた患者さんが、がん末期となり在宅療養へ移行する可能性があること。
在宅医療の経験が少なく、ましてや終末期の在宅は初めてで、不安が大きいというお話でした。

在宅協力薬局という選択

そこで提案したのが、在宅協力薬局としての連携です。
契約を行い、初回訪問は同行支援という形で関わることになりました。

そして本日は急遽、PCAポンプの導入が決定。
相談元の薬局には、クリーンベンチや麻薬注射薬の設備がないため、
タイガー薬局が協力薬局としてPCAポンプ管理・麻薬対応を担当しました。

患者さんのご自宅には、
これまで外来で関わってきた かかりつけ薬剤師 と一緒に訪問。

PCAポンプ導入という医療的に大きな場面でも、
顔なじみの薬剤師がそばにいることで、
患者さん・ご家族にとっての安心感は大きかったと感じています。

薬局が変わらなくても、在宅はできる

PCAポンプ導入をきっかけに、
薬局が切り替わるケースは少なくありません。

しかし、
協力薬局として支え合う仕組みがあれば、
在宅医療に不慣れな薬局でも、
これまで築いてきた患者さんとの関係を継続することができます。

外来から在宅へ。
同じ薬局、同じ薬剤師が関わり続けられることは、
患者さんにとっても、地域医療にとっても理想的な形だと考えています。

少し個人的な想い

今回支援した薬局は、
私と当薬局の薬剤師(ますみん)が、学生時代に実務実習を受けた薬局でもありました。

あの頃お世話になった薬局に、
今度は協力薬局として関われたことは、
個人的にもとても感慨深い出来事でした。

協力薬局という選択肢を、もっと身近に

在宅医療に興味はあるけれど、
・経験が少ない
・設備が整っていない
・終末期対応が不安

そう感じている薬局は、決して少なくありません。

「全部できなくてもいい」
「協力しながら関わる」

そんな選択肢が、もっと当たり前になれば、
地域全体で在宅療養を支えられると考えています。

在宅対応に不安のある薬局さん、
協力薬局という形に興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。
遠方でも、できる形でのサポートを一緒に考えます。

店舗情報

タイガー薬局
所在地:石川県河北郡内灘町字大根布7丁目121番地
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営業時間:月~金 9:00~17:00、土  9:00~14:00
電話番号:076-213-6133
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