【活動報告】がんサロンでお話ししてきました:「通院治療中こそ知ってほしい、在宅薬剤師の活かし方」
タイガー薬局のますみんです。
2026年9月14日、がんサロンつどい場はなうめにて患者さんやピアサポーターの皆様を対象にお話しする機会をいただきました。

テーマは、「がん治療を行いながら在宅サービスを利用する際の、薬剤師の活用法」です。
準備したスライドをお見せしながら、日々の療養生活で薬剤師をどう「味方」につけられるか、実際の症例を交えてお伝えしました。当日はサロンの利用者さんやピアサポーターの方々から率直なご質問やご相談を多数いただき、大変有意義な時間となりました。その一部をご紹介します。
会場でいただいたリアルな疑問・質問
お話しする中で、特に皆さんが関心を寄せてくださったのが次のような点です。
「お薬の管理って、具体的にどこまでしてくれるの?」
単にお薬をご自宅へ届けるだけでなく、朝・昼・夕の仕分けやカレンダーへのセット、飲み忘れ対策、副作用のチェックを行います。さらに、副作用対策の薬を飲むタイミングや医療用麻薬の使い方のアドバイス、そして「次回の受診時に主治医へどう伝えるか」の整理まで一緒に伴走します。
「自宅で注射や点滴(輸液)も対応できるの?」
「薬局って飲み薬だけでしょ?」と思われがちですが、中心静脈栄養(TPN)などの輸液の無菌調製や、医療用麻薬の注射管理なども在宅対応薬局でお手伝いできます。
「どこの薬局でもお願いできるの?」
在宅対応(無菌調製の設備や24時間対応体制など)の有無は薬局によって異なります。「今のかかりつけ薬局が対応しているか」「近隣の対応薬局と連携できるか」を確認・相談する方法をお伝えしました。
「我慢していた困りごと」に気づいた座談会
講演後の座談会では、普段利用されている薬局についての率直なお悩みを伺いました。
「処方箋に有効期限(原則発行日を含め4日間)があるのを知らなかった」
「カウンターでの相談内容が、周りの人に聞こえてしまうのが嫌だなと思っている」
「希望する調剤方法と違うけれど、何度伝えても改善してもらえない……」
など、「実は困っていたけれど、薬局でどう伝えたらいいかわからず我慢していた」という声が想像以上に多かったのが印象的でした。
こうした日常のすれ違いや負担を解消する一手として、「かかりつけ薬剤師」を持つことをご提案しました。いつも同じ薬剤師が担当することで、プライバシーに配慮した受け渡しや、ご希望に合わせた一包化の工夫、体調変化の継続的な把握など、より踏み込んだサポートが可能になります。
「大きな病院での治療」×「在宅での支援」という選択肢
最近は、総合病院で抗がん剤治療を継続しながら、自宅では訪問診療・訪問看護・訪問薬剤管理指導を利用する方がとても増えています。
「点滴や注射が必要になったら家では無理」「治療中は通院だけで耐えるしかない」と思われがちですが、一定の条件を整えれば、自宅で輸液や副作用への支持療法を受けながら治療を続けることが十分可能です。
「今はまだ通えているから大丈夫」という段階であっても、「いざとなったら自宅に来てもらえる選択肢がある」と知っておくだけで、これからの治療生活への安心感や心の余裕(選択肢の広がり)は大きく変わります。
おわりに:薬剤師を、もっと遠慮なく「使って」ください
薬局は、単に「できあがったお薬を受け取るだけの場所」ではありません。
つらい副作用を一人で我慢せず、ご自宅で少しでも穏やかに過ごすためのパートナーです。
治療中の困りごと、通院の負担、お薬の飲みづらさやプライバシーへの配慮など、気になることがあればぜひ街の薬剤師、そして在宅薬剤師を頼ってください。
ご参加いただいた皆様、温かい時間を本当にありがとうございました!
店舗情報
タイガー薬局
所在地:石川県河北郡内灘町字大根布7丁目121番地
📍 タイガー薬局までの地図はこちら
営業時間:月~金 9:00~17:00、土 9:00~14:00
電話番号:076-213-6133
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