2026/9/2
地域みんなでつくった「うちなだ健康フェア」!開催の裏側もご紹介します
こんにちは!タイガーです。
2026年8月23日、内灘町の「展望温泉ほのぼの湯」で、第1回うちなだ健康フェアを開催しました!

当日は、血圧、血管年齢、AGEs(最終糖化産物)、骨強度、ヘモグロビン、体組成などの健康測定に加え、健康・栄養相談や子ども向けクイズラリーなどを実施。
最終的に98名の方にご来場いただきました!
そして今回の健康フェア、実は「イベント当日」だけではなく、開催に至るまでの過程にも大きな意味があったと感じています。
きっかけは、内灘町の「高血圧」という健康課題
今回の健康フェアを考えるにあたって、まず大切にしたのは、
「地域には、どんな健康課題があるのか?」
ということでした。その中で見えてきたのが、高血圧の改善や、治療につながっていない方への働きかけという課題です。
高血圧は、自覚症状がほとんどないことも珍しくありません。
そのため、
「自分は元気だから大丈夫」
と思っていても、測ってみたら思った以上に血圧が高かった、ということがあります。
だったら、病院や薬局に来た人だけを待つのではなく、もっと気軽に自分の健康状態を知ることができる場所をつくれないか?
そこから今回の企画が動き始めました。
なぜ会場が「温泉」だったのか?
健康フェアというと、公民館や医療施設などで開催するイメージがあるかもしれません。
今回、会場として選んだのは展望温泉ほのぼの湯。
これには理由があります。
健康イベントに参加する方は、もともと健康への関心が高い方に偏りやすい。
一方、温泉には、
「今日は健康のことを考えよう!」
と思って来るわけではなく、
「お風呂に入りに来た」
という方もたくさんいます。
そうした普段は健康イベントに参加しない、いわゆる健康無関心層の方にも届く可能性があるのではないかと考えました。
「温泉に来たら、なんか健康測定やってるぞ」
くらいの入り口があってもいい。そんな狙いもあって、ほのぼの湯での開催となりました。
健康フェアは、一つの薬局だけではできない
今回、もう一つ大切にしたのが多職種でつくることです。
当日は、
薬剤師、看護師、管理栄養士、理学療法士・作業療法士などの医療専門職に加え、町職員、企業の方々など、35名のボランティアスタッフが参加しました。
それぞれが自分の専門性を持ち寄り、健康測定や相談、会場運営などを担当しました。
一つの薬局、一つの職種だけで地域の健康を支えることには限界があります。
でも、
地域の中にいる人たちが少しずつ力を持ち寄れば、できることは一気に広がる。
今回の健康フェアで、そのことを改めて実感しました。
実は「開催までの裏側」がPHARMACY NEWSBREAKに掲載されました!
そして今回、この健康フェアの開催に至るまでの裏側を、薬剤師・薬局業界のニュース媒体「PHARMACY NEWSBREAK」に取材していただきました。
2026年9月1日付の記事、
「健康フェア、費用抑え規模拡大 薬剤師有志、町と交渉し温泉施設活用」
として掲載されています。


PHARMACY NEWSBREAK 2026年9月1日掲載
[許諾番号20260902_01]株式会社じほうが記事利用を許諾しています。
記事では、健康フェアを大きな規模で開催したい一方、費用が増えてしまうという課題に対し、内灘町へ相談したことで町の後援や会場利用につながった経緯が紹介されています。
さらに、内灘町と「健康づくり・疾病予防」などに関する包括連携協定を結んでいる明祥株式会社にも共催として加わっていただき、健康測定機器についても協力していただきました。
ここは、今回の取り組みでとても大切にした部分です。
「誰か一人が頑張る」では続かない
地域活動というと、
「良いことだから頑張ろう!」
で始めることはできます。
でも、一つの薬局や一つの団体が、会場費も機器代も人件費もすべて負担する形では、なかなか続きません。
そこで今回は、
場所を持っている人は場所を。
機器を持っている人は機器を。
専門性を持っている人は専門性を。
発信できる人は発信を。
それぞれが無理のない範囲で力を持ち寄る形を意識しました。
どこか一つの企業や団体が無理をするのではなく、地域にすでにある資源をつなぐ。
結果として、費用を抑えながら、これだけ多くの職種・団体が参加する健康フェアを開催することができました。
これは今回得られた大きな収穫の一つです。
参加者アンケートは満足度98%!
当日は98名にご来場いただき、63名からアンケートに回答いただきました。
「とても満足」「満足」を合わせると98%。
さらに、
「次回も参加したい」
という回答は100%でした。
健康測定では、特に血圧、血管年齢、AGEs、骨強度などが人気でした。
また血圧測定では、70名の結果を集計したところ、
Ⅰ度以上の高血圧域:36%
高値血圧まで含めると:69%
という結果になりました。

もちろんイベント会場での1回の血圧測定だけで、高血圧と診断できるわけではありません。
それでも、
「思ったより高かった」
「家でも測ってみよう」
「一度病院で相談してみようかな」
そんな自分の健康を考えるきっかけになったのであれば、今回のフェアを開催した意味は大きかったと思います。
住民だけでなく、多職種がつながる場所にも
実は、今回うれしかったのは参加者の反応だけではありません。
ボランティアスタッフにもアンケートを行ったところ、
82%が「他職種と交流できた」
と回答。
さらに、
93%が「参加してよかった」
93%が「今後も同様の地域イベントに参加したい」
と回答しました。
健康フェアは住民のためのイベントですが、同時に、地域で働く医療・介護・行政・企業の人たちがつながる場所にもなったと感じています。
普段は違う職場で働いていても、一緒に一つのことをやってみる。
そこから生まれる関係性は、今後の地域連携にもきっとつながっていくはずです。
もちろん、反省点もたくさんあります
第1回なので、すべてが完璧だったわけではありません。
来場者98名という数字は決して少なくありませんが、当日は600人以上が温泉を利用していることを考慮すると無関心層にはあまり届かなかったのかもしれません。
特に、
「温泉に来た人なら、そのまま健康フェアにも参加してくれるのでは?」
と考えていましたが、実際にはそう簡単ではありませんでした。
お風呂に来た方は、お風呂に入りたい(笑)。
当たり前と言えば当たり前です。
「施設に人がいること」と「イベントに参加してもらえること」は別だということも、今回の大きな学びでした。
次回は事前広報、会場への誘導、スタッフ配置などをさらに工夫して、健康無関心層にどう届けるかを考えていきたいと思います。
地域の健康づくりは、地域のみんなで
今回の健康フェアを通じて感じたのは、
地域の健康課題を、一つの薬局だけで解決する必要はない
ということです。
行政、医療機関、薬局、訪問看護、リハビリ、管理栄養士、企業、施設、メディア。
それぞれが持っているものを少しずつ持ち寄れば、できることがあります。
今回の「うちなだ健康フェア」が、その一つの形になったのではないかと思っています。
まだ第1回。
反省点もあります。
でも、今回できたつながりを大切にしながら、無理なく続けられ、地域の健康課題の解決につながる取り組みに育てていきたいと思います。
ご来場いただいた皆さま、そして開催に力を貸してくださった皆さま、本当にありがとうございました!
また次回、さらにパワーアップした「うちなだ健康フェア」でお会いしましょう!

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