2025/10/5
【活動報告】がん診療に携わる医療従事者に対する緩和ケア研修会で講師を務めました
令和7年10月5日(日)、金沢医科大学病院 病院中央棟4階 橘ホールにて開催された「がん診療に携わる医療従事者に対する緩和ケア研修会」で、薬局の立場から講演を行いました。
テーマは「療養場所の選択と地域連携」。在宅医、訪問看護師、薬局の3職種がそれぞれの視点から講演し、私は薬局薬剤師としての関わりをお話ししました。
ちなみに、この金沢医科大学病院は私が生まれた病院。個人的にも思い入れのある場所での登壇となりました。
在宅医療での薬局の役割
薬局が在宅医療に関わるということは、「薬を配達するだけ」ではありません。
患者さんの生活に寄り添った服薬支援を行うことが私たちの大切な役割です。
たとえば、
飲み間違いを防ぐための服薬カレンダーやボックスの提案
飲みやすさを考慮した用法の工夫
最期まで「自分らしく過ごす」ことを支える緩和ケアでの医療用麻薬の管理
特に終末期の在宅緩和ケアでは、PCAポンプを用いた医療用麻薬注射剤の管理を行うなど、薬剤師の専門性が求められます。
2つの症例から見える「チームの力」
今回の講演では、在宅医・訪問看護師・薬局が関わった2つの共通症例を紹介しました。
それぞれの職種がどのような視点で患者さんを支えたのかを共有することで、チーム医療の奥深さと連携の大切さを実感しました。
薬局は病院と違い、採用薬の制限がないため、治療に柔軟性を持たせることができます。
ある症例では「散剤では飲みづらい」との訴えに対し、液剤へ変更することで服薬が継続できた例を紹介しました。
「ガリガリ君」も緩和ケアの一員
講演の中では、食事がとれなくなった方への支援として、「ガリガリ君カップ」を紹介しました。
ガリガリ君カップは、
小さな力でもすくいやすい
食が細くても食べきれる60mLサイズ
バータイプと違い急いで食べなくて良い
残してもOK
という特徴を持ち、2019年に日本緩和医療学会「最優秀緩和ケア食賞」を受賞した製品です。
冷たさが口腔内の乾燥や痛みを和らげ、何より「食べる楽しみ」を取り戻してくれるアイテムとして注目されています。
講演後に管理栄養士さんと・・・
講演後には、参加されていた管理栄養士さんから声をかけていただきました。
なんと「以前勤めていた病院でガリガリ君カップを使っていました!」とのことで、思わぬところで話が盛り上がりました。
おわりに
在宅医療や緩和ケアの現場では、薬剤師ができることはまだまだたくさんあります。
「薬を届ける」だけでなく、生活を支えるパートナーとして関わることが薬局の新しい価値だと感じています。
これからも、地域の中で医療・介護・福祉の専門職と連携しながら、「その人らしい療養」を支える薬局を目指していきます。
タイガー薬局
在宅医療・緩和ケアに関するご相談も随時受け付けています。
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所在地:石川県河北郡内灘町字大根布7丁目121番地
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営業時間:月~金 9:00~12:00 / 14:00~17:00、土 9:00~13:00
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